Part3 キャッシュフローを計算してみましょう

Part2では、キャッシュフローの計算方法を説明しました。では、架空の決算書を使って実際にキャッシュフローを計算してみましょう。

 

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平成24年3月期のキャッシュフロー計算書を参考にして、平成25年3月期のフリーキャッシュフローを空欄を埋めるかたちで作成してみましょう。

簡易キャッシュフローは、当期利益2+減価償却費10=12 となります。
営業キャッシュフローは、簡易キャッシュフロー12-棚卸資産増加額20=-8となります。
投資キャッシュフローは、前期固定資産残高88-(当期固定資産残高85+減価償却費10)=-7となります。
フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフロー-8+投資キャッシュフロー-7=-15となります。
 
2年間のフリーキャッシュフロー合計は-37(=-22-15)となりますが、この結果、H23/3期とH25/3期の2年間で、現預金残高が10減少し借入金残高が27増加しています。
利益は計上されていますが、資金繰りとしては厳しい印象を受けます。売掛債権や棚卸資産の圧縮が必要ですね。利益のみならず、資産負債をコントロールし現金を創出していくことがキャッシュフロー経営です。
 
以上でキャッシュフロー計算書の作成方法の説明は終わりです。
Part4では、日々使われている資金繰り表とキャッシュフローとの関係を説明します。

「銀行出身!大坪顧問のキャッシュフロー講座」目次

はじめに

①キャッシュフローとは何か

②キャッシュフロー計算書の作成方法とキャッシュフローの種類

③キャッシュフローを計算してみましょう

④キャッシュフロー計算書と資金繰り表


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