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リスケジューリング

mura.jpg リスケジューリング(リスケ)とは、金融機関から融資を受ける場合などに約束した支払条件を、銀行との話し合いによりそれまでの条件より緩く変更することです。
例えば、月額支払額を減額する支払期限を延長するなどです。

リスケの現状

以前は金融機関がなかなか支払の繰り延べに応じなかったのですが(それでも当事務所では、相当数のリスケを勝ち取っていましたが)、平成21年12月に施行された金融円滑化法により状況は一変しました。統計資料によれば、金融機関が繰り延べに応じた割合は約75%と報告されています。
 


リスケのメリット

毎月の支払額を減らしたり、支払期限を先延ばしにするのですから、当然ですがそれまでより資金繰りは楽になります。特に銀行など金融機関に対する支払月額は通常相当高額になっていますから、金融機関との間でリスケができれば資金繰りに相当の余裕を持つことができるようになります。

また、銀行などの金融機関の場合、口が堅くリスケの要請があったことを他言することは通常ありませんので、信用不安・風評被害を心配する必要もありません。


リスケの注意点

現時点で資金繰りがつかずどうしようもない状況ではリスケも必要かつ有効な方法です。
しかし、リスケは緊急避難的に時間を確保するための手段
にすぎません。リスケにより、時間を確保できている間に、経営不振の根本原因である過剰負債の整理、あるいは売上不振を解決する必要があります。
 


弁護士によるリスケ交渉のメリット

以前よりも金融機関が繰り延べに応じるようになったとはいえ、「お願いすれば、待ってくれる」という訳ではありません。実態を隠して、適当な計画をでっち上げ、支払いを繰り延べてもらおう、というのも土台無理な話です。何の根拠もなく、リスケの話を持っていっても、逆に金融機関に不審がられます。かといって、「どういう話をすれば良いのだろう」と悩んでいる間に、時間は経過していきます。

そんな時こそ、専門家である私たち弁護士の出番なのです。私たちに依頼いただいた場合、客観的に企業実態を把握した上で、再生計画を立案し、客観的根拠に基づいて、金融機関にリスケを交渉します。私たちは、日頃から企業再生の現場で、金融機関との交渉を繰り返しています。金融機関がどのような交渉に応じてくれるか、日々、情報をアップデートし、ノウハウを研鑽しています。

まずは、弁護士に相談し、客観的に状況を把握することをお勧めします。


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